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深セン見聞録。香港のGDPを抜いた凄い町を視察したよ。

深セン雑感

このエネルギー溢れる深センを知るには歴史に学ぶ必要がある。

深センは1978年の改革開放からちょうど40周年。シンガポールが建国53年だから、一回り若い特区である。
その深センもかつては、蛇口と呼ばれる香港からの犯罪者が逃げ込む恐ろしい街であり、かつ豊かな漁場をもつ漁港だった。*香港から船で30分という立地。

毛沢東による文化大革命(1966年から1976年)により、先生は農民にさせられ教育は崩壊し、知識層が壊滅した。そして大改革から10年で中国は完全に行き詰った。

隣国の敗戦国である日本が目覚ましい経済成長を遂げているのを見て、1978年8月に「中日平和友好条約」を締結。同年10月には、鄧小平氏が中国の指導者としては戦後初となる正式訪日を行い、大いに刺激を受けた。疲弊した中国を立て直すために、1978年12月に開催された中国共産党会議で鄧小平が改革開放政策を提唱。

この大転換により生まれた経済特区が深センなのである。

このような背景から。30代の勢いのある起業家たちの親世代はまともな教育も受けられず貧乏な漁民や農民出身なのである。
だから彼らも幼少期は共に貧しく、今でも贅沢な食事を見ると残すのが躊躇われるという。

今回出会った若手連中はみんな成功しリッチ。そんな彼らに稼いだお金の使い道を尋ねてみた。みんな同じ答えで「家族のため」「食べるため」「稼ぐのが好き」というものだった。生活を維持、向上させること、挑戦をやめないことが生きるモチベーションなのである。だから、ラグジュアリー商品もアートも関心ない。それはそうだろう、文化は経済安定の次世代にやってくる。

リッチになった彼らはほとんど独身。彼らが間も無く結婚し、その子どもたちは不自由なく育つ。その時にモノマネじゃない自分たちの独自のカルチャーを築くと信じる。

若い経営者たちは元気にみなぎっている。1本10万円以上する茅台をご馳走になる。

この空港のデザインはイタリアのマッシミリアーノ&ドリアナ・フクサス、エンジニアリングはドイツのクニッパーズ・ヘルビッヒが担当。

デザインは商品開発必要なため面白いミュージアムもあったが、アートやラグジャアリーは、実用的でないためこれからと言う印象。知財の意識と今の富裕層第一世代の子供の代になったら独自文化ができるだろう。

多くのバイクが、バイクタクシーじゃなく、食のデリバリーだった。人より食が大事なんだろうな。

#TimeIsMoney #EfficiencyIsLife
#時は金なり #効率命

ドライバーは信号みてない。相手の目をみてる。ギラギラとした直感頼りの交通システム。これが意外とワークしてる(笑)日本だと信号守るので運転するのが怖いと言ってた。

クレジットカード出すと嫌な顔される。どんなレストランでもQRからメニューいって、注文して、WeChatで決済。サイフ忘れてることを忘れる街。サイフないから強盗もいなくなる。

小米(シャオミー)やROYOLEなどの商品デザインも素晴らしい!
これならapple製品売れないわな。

DBOTO in Shenzhen

ロボットアームが水墨画を描く。これは単に画像の再現ではない。アーティストの動きそのものをプログラムして、筆の持つ特性ハネやトメを表現している。過ごし技術だ。

https://youtu.be/3LKjP0-kc0w