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BIMモデルを使ったモジュール建築がつくる新しい建物の世界

香港に世界で初めてとなる完全なモジュール建築の感染症専門病院が完成した。

モジュール建築とは、新たな建築方法。 1つの部屋を1個のモジュールとして工場で事前に製作して内部空間を装飾してから現場に運ばれて組み立てる。時間とコストが圧倒的に節約できる。
モジュール建築は、かつてのプレハブやコンテナハウス、トレーラーハウスより遙かにハイエンドに作れるレゴみたいな建築方法。

2025年には世界のモジュール建築市場は、22兆円(2150億米ドル)産業になると予想されている。(フロスト&サリバン社 レポート)

そのベースになっているのが、BIM(Building Information Modeling)ツールである。
BIMは、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現できるソフトウェア。

BIMモデルは、建材パーツには幅や奥行き、高さに加え、素材や組み立てる工程(時間)なども盛り込め、図面以外の多くのデータを収納できる。構造体の入力、設備機器も再現可能。設備機器には品番、メーカー、価格なども詳しく入れられるため、メンテナンスや資材管理にも使える。

コロナ禍でのイノベーションはこうやって進化していく。3D CADベースにした建築は廃れるだろう。

◆参考
北大嶼山病院香港感染予防コントロールセンターが竣工
http://japanese.cri.cn/20210122/84433844-a28d-314a-63a6-a4bee84218ac.html?fbclid=IwAR0K6WNHC7M4Pyz8TEVEG1zGp3pK3_VuHweauYlhhwjZ1wqpRhlcRHD_9nY