Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/speedy777/spdy.jp/public_html/control-panel/wp-includes/blocks.php on line 20
ドラマ内ライフスタイルにみるイノベーション | 株式会社スピーディ

Speedy NEWS

ドラマ内ライフスタイルにみるイノベーション

コロナが始まった昨年の春頃からNetflixでテレビドラマ「SUIT」を見始めて、瞬く間にシーズン8まで見終わった。
シーズン8の最終話が、なんかまあハッピーエンドなのかなって終わり方だったので、シリーズ終了なのかと思っていた。2011年から9年も続いていた。
そしたら、U-NEXTで2019年に放映されたファイナルシーズン9があるのを最近知った。

2020年、誰もが初めて「おうち時間」を経験し、現実逃避のように見ていたのと違い、いま は自粛経験が長い分、冷静にドラマの背景を考える余裕がある。
このドラマって「半沢直樹」と変わらんなぁと思った。

イノベーションが一切ないのだ!

価値観は、いつも社内優先。「半沢直樹」は左遷させられたら、死刑宣告されたみたいな顔する。「SUIT」はこれに恋愛が少し加わるくらい。

この二つのドラマで出てくる登場人物はデュアルライフや趣味のコミュニティでもう一つのライフスタイルをつくる、みたいな事は一切ない。ただ休みなく働く。

すべてが20世紀型ワークスタイルなのだ。工場に行く感覚でオフィスに行ってる。20年後の視聴者がみたら、驚くだろうな。パラリーガルはAIでいいし、秘書はオンラインでいいし、リアルなファイルは、クラウドでいい。

21世紀のいまでさえ、むかしの銀行強盗の映画をみると驚く。「まだ現金がその場所にあったんだぁ」と。キャッシュレス社会、ブロックチェーンの世界になったら、銀行強盗って、チームビルディングの余興くらいにしか思えないだろう。ハッカーが出てこない銀行強盗なんてあり得ないよ!

コリン・ファレル主演の映画「フォーン・ブース」(2002)なんて、スナイパーから狙い撃ちされ、電話ボックスから出られない話だ。もうそんなボックスないから。

アフターコロナには「SUIT」もネクタイもしないし、そもそもオフィスも無いだろう。

そう考えるとキューブリックの「2001年宇宙の旅」は色褪せない。宇宙でAIに裏切られるか悩む場面などいまでもリアリティある。

映画やドラマにイノベーションないといけない、というのではなく、暇つぶしならいいけど、そうじゃなければ自分の脳の刺激になるようなエンタメがいいね!って話し。