火星について思うこと : 自分が信じていることが真実から程遠い可能性
数年前にNASAでエンジニアをやってる友だちMEが東京に遊びに来たので、飲みに行った。
何軒か飲むうちにお互い泥酔してきた。そのとき何故か私は「火星に生物いるの?」って聞いた。
そしたら、彼女は確信に満ちたブルーの瞳で頷いた。
それ以来、赤い火星を地球から見るたびに、そのことを思い出す。
天文学史者パーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell, 1855 – 1916年)が1895年に書いた「Mars」(火星)で火星人の存在を唱え、100年以上ホラ吹き扱いされているが、そうとも言い切れない。
わたしたちは、自分たちが信じていることが、まったく真実から程遠いかもしれないという可能性を捨ててはいけない。
誰かが何かを唱えると、わたしは心の中で「わからんぞ」と呟く。そのことでイマジネーションが広がるのだ。なにが真実かわからないが、やっぱり火星では火星人が楽しく暮らしていて欲しいと思う。
◆参考
未知なる姿の“火星の生物”をどう見つける? NASAの探査機「パーサヴィアランス」と科学者たちの挑戦