オリンピック・スキャンダル : 検索で知り得ないファクトの正体は?
沖縄で、もう三日間も台風で身動きが取れない私だが、幸いにして東京や世界の出来事を客観的にみられるので、いま考えていることを記すと….
「身体検査が甘い!」「ネット検索すればわかる!」「ITリテラシーが低い!」などと聞くと、最初はなるほどなぁとか思うけど、実際どうなんだろう?って思いなおす。
いまから、27年前の1994年1月に発言した雑誌の中身や23年前の1998年5月に発売されたVHSの中身なんて検索ででてこない。
ネット以前の20世紀のメディアは、デジタル化されていない限り、誰かの記憶や転載、引用でしかないから、検索では身体検査はできない。
誰か この雑誌とVHSを見たことありますか? 切り取られたところだけじゃなく?誰も擁護するつもりないけど、自分がこだわるのは「ファクトに基づいているのか」「物事を多角的に見ているのか」「反対意見・反論も読んだのか」というところなのだ。
やっぱり印象批評なんだと思う。印象がデマや噂を喚起する。芸能界のお仕事やってると、本当に嘘ばかり書いてるなあ、といつも思う。自分がよく知ってることが、まるで根拠なく書かれているので唖然とする。「火のないところに煙はたたない」っていうけど、100%すべて創作みたいな記事も多い。むしろ推定無罪って概念知ってる?って言いたい。
21世紀の記事だとログが残るので検索すると「あゝ、この人はこんな人なのかぁ」という報道被害がずーーーーーーと続く。これで名誉回復できない人が多いのも現実だ。「いやいや、書かれていることがまるで嘘だから、記事を削除してください」と考えると、膨大な手続きが待っていて、しまいには「有名人なんだから、有名税ですよ」みたいに言われて「むむ」と泣き寝入り。
こういうスキャンダルがあるときは、一拍おいて深呼吸してみるのがいいと思う。そして、「何が事実か」を冷静に考えようね。
以上が、まとまりないけど、沖縄の農場で自然の脅威と戯れながら、都会の破茶滅茶を眺めた雑感。
ちなみに私は、興味がなくて生まれてから一度もオリンピックを見たことがないし、今後も見る予定がないから、今日も、健康茶の研究をして過ごします。