知られざる京都ツアー② by 令和トラベル 京都・島原にある「輪違屋(わちがいや)」を訪ねてきました。

京都・島原にある「輪違屋(わちがいや)」を訪ねてきました。ここがもう、とにかく歴史がすごい。
創業1688年。
……徳川綱吉が将軍だった頃ですよ。アメリカという国がまだ存在しない時代から、この場所はずっと営業を続けている。330余年、一度も看板を下ろしていない、日本で唯一現存する置屋兼お茶屋なんです。スタートアップが「創業10年」で老舗扱いされる時代に、けた違いすぎる。
今の建物は1857年に建て直されたもの。それが今も普通に建っていて、京都市の指定有形文化財。中に入ると、ぐっとくる座敷が二つ。太夫道中で実際に使われた傘を襖に貼り込んだ「傘の間」、本物の紅葉で型を取って彩色した壁の「紅葉の間」。
新選組ファンには刺さるはず。1階に近藤勇が書いた屏風、2階に桂小五郎の掛軸。あの動乱を生きた本人の筆が、ガラスケースでもなく、その場に普通にある。浅田次郎さんの小説『輪違屋糸里』の舞台、と言えばピンとくる人もいるかも。
そして一番すごいのが、ここが今も現役だということ。「島原太夫」という、和歌・書・茶・舞をすべて修めた最高位の存在を今も抱えていて、その芸を継承し続けている。三百年以上前から続く文化が、博物館の中じゃなく、生きたまま目の前にある。
普段は「一見さんお断り」。でも京都市の特別公開などで、こうして扉が開く瞬間があります。歴史好きなら絶対行ってほしい一軒です。






















