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Speedy Gallery : ヒロ杉山さん個展をL.A.で開催! 展示名 : モノクローム カラーズ

 

ヒロ杉山さん個展をスピーディギャラリーL.A.で開催いたします!
6月3日の4時から7時ごろまでオープニングレセプションやりますので、是非ロスに居る方はお越しください。
【展示概要】
展示名 : モノクローム カラーズ
アーティスト : ヒロ杉山
場所 : Speedy Gallery
2525 Michigan Ave. B5B. Santa Monica, CA, 90404
@speedygallery_la/
・アーティストコメント :
具象と抽象の境界線はどこにあるのか?
このブラックペインティングのシリーズは、既存の絵画作品に描かれたモチーフをシルエット化し、単純していき抽象度を上げる。更にその絵の色彩を全て排除し黒一色で描くことにより、もう一段階、抽象度を上げるという実験をしている。ピカソやゴッホの絵画ように、記憶の片隅にその絵画が存在するものは、2段階抽象度をあげたとしても、脳内で抽象度が上がった作品を、元の絵に近づけようと脳はフル回転し、そこにあったはずの色彩を想像し始めるのである。しかし元になる作品を知らない場合は、その絵の抽象度は上がって行くだけである。
1990年代の終わりに、私はシルエットで描かれた作品を発表した。モチーフの輪郭線を取り、その内側を黒の絵の具でフラットなベタ面に塗りつぶした。黒で塗りつぶして行くことにより内側に描かれた情報は消滅する。この時はまだ、具象から抽象へと突き進めることだけに興味が行っているだけだった。2020年より製作し始めた今回のブラックペインティングのシリーズは、一度、抽象度の進んだ絵画を、もう一度具象に引き戻すという行為を行なった。それは黒く塗られた部分に、また元の色彩を塗り直すのではなく、筆のタッチ、絵の具の盛り上がりにより画面に極端な凹凸を付けることで、そこに描かれていた元の絵を再現した。黒い絵の具で作られた凹凸は、画面に光と影による表情を与えたのである。鑑賞者は、その光と影の表情に反応し、見えない色彩を感じ始めたのである。そして抽象度は具象へと引き戻されたのである。このように私は、具象と抽象の間を、行き来しながら絵画の制作を楽しんでいる。
・プロフィール
1997年
インターネット草創期に一番乗りでデジタル作品の制作も開始した。(アーティストユニット「エンライトメント」結成)
2000年
デジタル描いたポートレイト作品(ブラッド・ピット、トム・ヨーク(レデイオヘット)、カール・ラガーフェルド)が、NYのジェフリー・ダイチに評価され「ダイチプロジェクトNY」での個展が決まる。(911により個展は中止)
2001年
村上隆のキュレーション「スーパーフラット」展(LA,MOCA)に参加。
アイルトン・セナ、カレン・カーペンターの巨大ポートレイト作品を発表。その後、ロンドン、ブロンクス、上海などのミュージアムで世界巡回した。
2010年代
ヒロ杉山は、アナログのペインティングの制作に再び精力的に取り組むようになる。
2020年
作品1600点を収録した作品[Drawing leads to another dimension]を出版。
2021年
有名絵画の色彩を排除しモチーフをシルエット化して描く「ブラックペイントシリーズ」が、アジアでヒット。今回、スピーディギャラリーで初の米国公開となる。