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ラジオNIKKEI第1「BIZ & TECH Terminal」に出演しました。

MCは柳瀬博一さん。僕の新刊『結局、熱狂できる人がうまくいく。』(PHP研究所)を肴に、たっぷり語り合ったラジオがオンエアされました。

柳瀬さんに鋭く指摘されたのは、「福田さんは自分探しを一切していないのに、自己承認力が強い」ということ。そうなんです。先日NHKで、サラリーマン気質が定年後も抜けない人たちが通う学校の特集をやっていて、笑ってしまった。「あなたは何者か、どこから来たのか、どこへ行くのか」を1年かけて考えるんだそうです。自分を探す必要なんてない。自分を承認する力をつけたいなら、予算30万円で一人旅の果てまで行ってみるとか、旅先で友達を一人つくって帰ってくるとか、そっちの方がよほど効くと思うんです。

番組では、僕の40年のビジネスマンライフのうち30年がサラリーマンだったという話もしました。東北新社、ソニーで学んだこと。51歳で起業したこと。「俺これできます!」と売り込んだことは一度もなくて、仕事はいつも向こうからやってくる。勝ちにいくんじゃなくて、来るように仕向ける。その代わり、頼まれたら渦中の栗は迷わず拾う。誰もやりたがらない案件こそ、実は千載一遇のチャンス。会社にいながらにして、ノーリスクで腕試しができる場なんて、そうそうないですから。

面白かったのは、ミツバチの話。沖縄のスピーディファームでマンゴーを育てていて、受粉のためにミツバチを2万匹放ったんです。ところが、働かない。ずっと巣にいる。原因は、マネージャー役の蜂がいなかったこと。ああ、ミツバチも会社と一緒だなと。「みんなリーダーを目指せ」というビジネス書は間違い。組織を本当に支えているのは、プロのフォロワーであるサラリーマンなんです。優秀なフォロワーになることは、リーダーになることと同じくらい価値がある。

実は日本もアメリカも、就業人口のサラリーマン比率は約9割。スタートアップ大国に見えるアメリカも同じなんです。リーダーとフォロワーの役割分担は、たぶん生物学的なもの。だからこの本は、9割の側にいるビジネスパーソンに向けて書きました。会議の回し方、議事録の作り方、上司の立て方、トラブルの処理。30年のサラリーマン経験で身につけたことを、明日の職場で使える60の金言として、今回の書籍にまとめました。

もうひとつ、番組で盛り上がったのが「老後」という言葉。老いたあと、って死んだあとのことですか?それなら天国か地獄しかない。ちなみにサザエさんの波平は54歳の設定です。あの時代の「老後」の概念のまま、人生100年時代を生きるのは無理がある。会社を辞めたら老後、会社が人生、という定義から自由になって、100歳まで現役で熱狂すればいい。必要なのはマインドセットだけです。

最後に柳瀬さんとたどり着いた結論は、「クレイジーキャッツを見ろ」。植木等の映画を見ると、日本の会社がまだ若かった頃の「何でもやります!」という自由さがある。職業や役割を決めさせられた70〜80年代のフレームから、そろそろ逃れてもいい頃です。

放送は radiko で1週間聴けます。
前編(7月14日放送)⇒
http://radiko.jp/share/?sid=RN1&t=20260714220000

後編は7月21日(火)22時頃オンエア。
テーマは「テレビ・ラジオはオワコンどころかイケてるぜ」問題。オールドメディアの粋を集めたラジオで、ラジオの未来を語ります。後半もお楽しみに。
後編(7月21日放送)⇒
http://radiko.jp/share/?sid=RN1&t=20260721220000

『結局、熱狂できる人がうまくいく。タブーを恐れず成果に導く60の金言』(PHP研究所)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569861245

 

 

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