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【連載更新】雑誌「GOETHE」(ゲーテ)連載『福田淳流やってみなはれ! やってみた。』ー「一国一城の王様になるより、ごちゃごちゃした街の一員でいたい」

GOETHEの連載「やってみなはれ! やってみた。」第17回が、ウェブで無料公開されました!
今回のテーマは「街」。

きっかけは、先日訪れたハワイのラナイ島でした。ここはオラクル創業者ラリー・エリソンが土地の9割以上を所有する島。元パイナップル農場に彼がインフラを整え、フォーシーズンズを2つ建て、コレクションのアートを配し、好きな露天風呂(温泉ではない)まで持ち込んだ——いわば一人の大富豪がつくり上げた“理想郷”です。

露天風呂に浸かり、プールに浮かびながら、僕はなぜか物足りなさを感じました。理由を考えて気づいたんです。「ここには他者がいない」と。どれだけ完璧に設計されても、王様一人の世界には、街の面白さがないんです。

帰国して思ったのは、「土地の支配者になるより、土地の一員でいたい」ということ。そして頭の中に、みるみる立ち上がってきたのが“熱海”でした。東京から約40分。谷崎潤一郎が住み、太宰治の『走れメロス』が生まれるきっかけとなった街。500を超える源泉に、平均約63℃の高温泉。保守的な軽井沢や鎌倉と違って、よそものを受け入れてくれる開かれた街です。近年は“熱海のカンヌ化”(広告祭やアートフェスが開催されている)も進み、僕は本気で“アジアのモナコ”になれると思っています。(ここにIR必要だよね)

街の価値は、そこにどんな面白い人がいるかで決まる。全部きれいに設計された街より、雑多な場所にこそ文化は生まれる。だからタワマンなんていらない(笑)。
……なんて熱く語っているうちに、いても立ってもいられなくなって、結局、熱海に温泉つきのマンションを買ってしまいました。「気になる土地には住んでみる」が、僕のモットーなので。さっそく自転車で、街を探検してきます。

▼無料で全文読めます
https://goetheweb.jp/person/article/20260612-fukuda-17

 

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