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ウォーホル作品をファクトリーで作ったルイスのフェイクのような本物作品!?

先日の「フェイク・アートは美術品か?」という講演のときに話したウォーホル風作品。

この作品は、ロスのCoagula Curatorialから譲り受けた。作者名は違うものの、この作品をフェイク言えるかどうか。そういうことを考えるのがアートの歴史の面白いところだね。

ルイス・ウォルドン(1934 – 2013 – 俳優・画家)は、アンディ・ウォーホルが監督した映画に一番出演していた。彼は、ウォーホルスタジオ(Silver Factory)で60-80年代にスタッフとしてシルクスクリーンを制作しており、ウォーホルの有名な作品制作の一躍を担っていた。キャンベルスープの作品誕生の影にいた1人ということは間違いない。

そんなウォーホルからの寵愛を受けたルイスが、師匠の死(1987年)から12年後の1999年に同じ型を使ってつくられたのが本作。ウォーホル映画「ブルームービー」に映ってるのがルイス(下)。

Louis Waldon
Andy Warhol Superstar Years-Untitled (Campbell’s Soup Can), 1999
Silkscreen/Acrylic on Canvas
50.8 × 40.6 cm

https://uk.phaidon.com/agenda/art/articles/2013/december/09/warhol-collaborator-louis-waldon-dies/?fbclid=IwAR3hvlyQZg6gnzzbwz3sZIMzWUZPquiGgkB10Zv5fvKmuyye1xCgOIKloRU&fbclid=IwAR3hvlyQZg6gnzzbwz3sZIMzWUZPquiGgkB10Zv5fvKmuyye1xCgOIKloRU