「浅田家」がヒットするまでの長い歴史
写真家 浅田政志さんの「浅田家」が映画化されたと聞いて感慨深いものがある。
2007年6月に初めて浅田さんと会った。そのときに、浅田さんの家族愛、そしてそれを表現する写真の数々に魅せられ、プロデュースをかってでた。
2007年9月にP&Gの協賛を得てネット配信し話題になった。だが、当時はスマホもなくガラケーでの提供だったのだ!3.5インチの画像でデビューしてたなんて信じられないでしょう!
↓ その時の連載の案内
http://tabloid-007.com/archives/51058351.html
↓同年、10月に大阪北浜のスナックの上で初個展。お母さまが、少ない来場者に手作りの造花の薔薇を配っていたのが印象的だった。
http://tabloid-007.com/archives/51111315.html
↓翌年の2008年7月に赤々舎から写真集がだされた。いろいろあって権利を手放した。だから、ここまでの話はまったく世の中に知られていない。
http://tabloid-007.com/archives/51602386.html
↓2009年3月、この写真集をキッカケに、写真業界の芥川賞といわれる木村伊兵衛賞を受賞。
受賞の翌日、アーティストのデハラユキノリさんから「おめでとう」と言われ嬉しかった。それ以降、この企画のことは忘れていた。
http://tabloid-007.com/archives/51618811.html
↓2020年6月!突然、二宮和也さんが主演で映画化されるという。
https://www.fashion-press.net/news/47554
こうやって、改めて書き記そうと思ったのはコンテンツのヒットというものは時間がかかるものだと言いたいのだ。
わたしが浅田さんに初めて会った2007年から実に13年間の時を経て、このユニークな作品がみんなに知られるようになったのは本当に喜ばしいことと思う。
2020年10月2日全国公開!おめでとう!