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色数の分だけ個性がある: 男性には7色にしかみえない虹の色も、女性には29色に見える! | 株式会社スピーディ

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色数の分だけ個性がある: 男性には7色にしかみえない虹の色も、女性には29色に見える!

色の識別感覚は、人によってまったく違うらしい。

男性と女性でも、見えている「色域」が異なっていて、女性の方が認識できる色の範囲は広い。
男性には、7色にしかみえない虹の色も、女性には29色に見えるのだ。

この違いは、大きくは歴史的な経緯によるもので、脳の情報処理の違いからくる。

男性は、過去の狩猟時代の名残りで獲物を捕まえる動体視力が優れ、瞬時に動くものを処理する脳のニューロンが多いため、色の識別は強くない。

一方、女性は家や子供を守り、木の実などを採取するという時代の過程で、小さな色の変化(食べても安全か?子供の顔色や排泄物の色を見て体調を判断する…など)を敏感に判断できる色の識別能力が優れている。

また、住んでいる地域によっても違う。
エスキモーは、雪と氷に閉ざされた環境で生活しているので、日本人が白としか識別できない雪と氷の色を数十種も見られるそうだ。

日本列島は、ユーラシア大陸の東辺に南西から東北にかけて3000キロにわたって円弧状に位置する地球上でも珍しいくらいに多様で豊かな自然に恵まれている。
その分だけ、色数が豊富と言うことになる。

亜熱帯から寒帯にいたる幅広い地域差、太平洋側と日本海側とで大きく異なる気候風土、背骨状の山岳地帯や海に囲まれた襞の多い国土、アジア・モンスーン地帯特有の雨と太陽に恵まれた豊かな植物群、春夏秋冬にわたる四季の変化など、その多様性は凄すぎる。

そして、長らく農耕民族であったことで、ゆっくりと景色や外を眺める能力に長けているのだ。
一説には、日本人は植物や花など440色を見極める能力があるらしい。日本のインテリアや衣装は、地味な色彩のものが多いが、日本人の目には多彩なものに映っているのだろう。染め物の微妙な色などは、日本人ならではの色彩感覚といえる。

色は、たくさん見られても少なくとも、それぞれの能力にあった楽しみ方を見出すのがいいのかもしれない。

このことから学べるのは、多様性を認められることが大事ということ。モノクロでも440色でも、それぞれ違う能力があるというだけの話しなんだ。

人は違うから面白い。同じだとつまんないでしょ!