ルーヴル・アブダビ(Louvre Abu Dhabi)に行ってきた。
ルーヴル・アブダビ(Louvre Abu Dhabi)に行ってきた。
パリもそうだけど、名画の鑑賞だけではなく、どうして古代の人はコレ作っちゃったの?という山田五郎さん的に見るのも楽しい。紀元前2000年くらいの石像に「ドラえもん」とほぼ同等のキャラがいたり、筋骨隆々の男性が人間椅子となって女性を座らせてたり、もう爆笑の連続だよ。
1. 設立の背景
・2007年、フランスとアブダビの政府間で正式契約を締結
・UAEはフランスの機関に対し名称使用料・作品貸与料・運営支援料を支払う
・ルーヴルの名称使用権:30年間:30年間
・アブダビはルーヴルの名称使用権 総額10億ユーロ超(1.6兆円)支払い(年間533億円)
・作品の貸与:フランスの主要美術館から年間300点ほどを最大10年間貸与
・専門家派遣・運営協力:
・展示構成・学芸員教育・保全技術など、フランスのノウハウ提供
2. 概要
名称:ルーヴル・アブダビ
場所:アラブ首長国連邦・アブダビのサディヤット島(Saadiyat Island)
開館:2017年11月
設計:フランス人建築家ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)
建築の特徴:直径180メートルのドーム型屋根が象徴的
「光の雨(Rain of Light)」と呼ばれる、幾何学模様を通して差し込む自然光の演出
展示内容:先史時代から現代まで、世界中の多様な文化と文明の芸術作品を展示
西洋・中東・アジア・アフリカなどの文化を横断する構成
施設の広さ:約24,000平方メートル(約7,260坪)の展示スペース
3. 目的
・世界に通用する文化首都としてのブランド構築
・UAEは、石油依存から脱却し、「知識経済」「観光・文化産業」への転換を図る国家戦略(アブダビ2030計画)の一環
・西洋美術中心ではなく「人類共通の歴史」「多文化の交差点」として設計
・イスラム圏と西洋の融合を象徴する「世界初のユニバーサル・ミュージアム in アラブ世界」
