Speedy NEWS

Speedy Farm(スピーディファーム)現状: 5つの農地合計/1,860坪=0.61ha(ヘクタール)

Speedy Farm(スピーディファーム)現状

現在、5つの農地を確保し、合計/1,860坪=0.61ha(ヘクタール)となった。初年度2haの目標まで、3分の1だが、2021年3月から開始して4ヶ月目にしては上出来である。

【第1】580坪 : 南城市大里仲間
【第2】250坪 : 南城市大里仲間
【第3】60坪 : 南城市大里仲間
【第4】600坪: 南城市玉城垣花
【第5】370坪 : 南城市玉城垣花

農業は規模が大きくないと儲からない。
事業構造が単純なので、儲け幅を大きくしようと思ったら、固定費の比率をさげなければならない。だから、農地がスケールすればするほど利幅が増えるわけだ。できれば、上記のような切れ切れの土地ではなく、平らで広大な農地が欲しいが、日本の地形では難しい。

ちなみに、下記が国別農家1戸あたりの耕作面積
オーストラリア: 4,200ha
アメリカ : 180ha
イスラエル: 100ha *推定
イギリス : 90ha
フランス : 61ha
日本: 3ha

日本は、トホホな耕地面積である。日本は他国と比して農家が多すぎ、かつ耕作面積小さいので、価格面で国際競争力がない。

農家の高齢化に伴い耕作放棄地も多くなっているので、新規参入者の大規模化は容易と考えている。
農業は、土いじりなどという趣味的なものではなく、完全にITビジネスとして捉えるべきだ。

さて、次々と新農地を獲得しているので、開墾は手慣れたものになりつつある。
まず、巨大ショベルカーを使って土を耕す。ペーハー値など土の状態を計測し、オーガニックな堆肥を撒いて、より肥沃な土地にする。

次に水の確保。地中を3mほど掘って自然な井戸をこしらえる。数週間で水が貯まる。そこから、ドリップ灌漑(チューブを使って、土壌表面や根群域に直接ゆっくり灌漑水や液体肥料を与えることにより、水や肥料の消費量を最小限にする方式)を敷く。
日本は、四季があることで乾季に育成が進まず、全体として収量が上がらない。ドリップ灌漑は、たった2%しか普及していない。ちなみにイギリスは74%、イスラエル99%となっている。

ドリップ灌漑網があれば、IoTセンサーやAIを駆使したときに連動させることができ、圧倒的な収量が確保できるわけだ。それくらいドリップ灌漑は大事なのだ。
また、盗難対策として徹底的に囲いをし、電気を通して農地ごとにHDカメラを設置。24時間ライブで育成状況が確認できる。万が一盗難があった場合も、クラウドで保存されたHD映像で確認できる。

いまは、このような状況で農作物を植え込んでいる。収穫時までにはロボティクスやポストハーベストテクノロジー(鮮度を保ちながら即座に輸送できる技術)を取り入れたいと考えている。

◆関連記事はコチラ↓
http://spdy.jp/category/agriculture/