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Talked対談【ビジネスエリートを幸せにするコーチング】(後編) ウェルスマネージャー / パーソナルコーチ 山﨑 直子 x ブランドコンサルタント 福田 淳

経営者へのコーチングのプロ 山崎直子さんの話しが面白すぎる!
まず、経営者は己を知らなければならない。10円玉を思い出してスケッチさせる。身近なものを知らない自分に気づかせる。
同族経営で、創業者が後継者にしてあげられるのは「教育」と「ネットワーク」と「経験」の継承であって「富の保全」ではない。なるほど、よく創業者が息子が稼ぐの下手だと嘆いているのを聞くが、生まれた時から裕福で稼ぐの上手いわけない。だけれども、築きあげられた帝国を維持発展させるためには、稼ぐより上手く使う(投資)を学んだ方がいい。稼ぐのは誰か雇えばいいわけだから。
後継者は、創業者からの人的ネットワークを継承してもらい、人にはできない経験を積めば、社業を拡大させられる。理屈が納得できる。
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Talked対談【ビジネスエリートを幸せにするコーチング】(後編)
ウェルスマネージャー / パーソナルコーチ 山﨑 直子 x ブランドコンサルタント 福田 淳
「コーチングをやっているときに、私は良いとか悪いとかの判断はしないんですね。コーチングとしては当たり前なのですが、きっと失敗するだろうなと思っても、自分が選んだんだったら、何でそちらを選んだのかということだけをしっかりと意味付けさせた上で、そちらに行っていただくんですよ。
なぜかというと、そちらに行ったら失敗するだろう、ダメだろうっていうのは、私の勝手な判断じゃないですか。そうすると、私の枠の中でしかその人の成功ってないんです。その人がそちらに行きたくて、その理由に本人が納得しているならやってみればいいと。当然、そこからまた枝葉が分かれるので、びっくりするようなところで一気に成功に繋がる、なんていうことはたくさんあるんですね。 コーチングの中ではその方自身から出た言葉を使ってフィードバックしていたり、自分の言葉で自分が納得したりしていくので、すごく腹に落ちるみたいなんです。
(中略)
距離感を保つのは、とても重要です。近視眼的に見てしまうと、結局自分の枠の中にはめちゃうじゃないですか。だから、コーチングをやっていて本当に大事なのは、自分の主観では言わない、考えない、導かないっていうことです。」
編集:井尾 淳子
構成:坂口ちづ
日程:2020年11月26日