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ポストコロナ考 : 三密都市を捨てよ、田舎にゆこう!

こつこつ働くのが嫌いだ。
自分は働き者と思うが、勤勉ではない。怠け者の要素が入った働き者なのである。

トラックを走れと言われたら、どうやってショートカットするか猛烈に考える。ショートカットは怒られるから、怒られないようにするギリギリの方法を考える。

そういう発想は、どこから来たのか考えてみた。天王山だ!幼少期に育った山崎(大阪と京都の間の町)には、豊富な自然があった。

天王山の目の前は、木津川、宇治川、桂川の三河川が合流して淀川になる場所で霧が多く空気が澄んでいた。竹の産地だっため極上の湧き水が山崎ウィスキーを作る。天下分け目の天王山には、早朝からカブト虫を取りに行ったり、時には長岡京市まで大冒険をした。

いつも友だちと競って山登りしていたため、どうやったら近道を発見するが勝負だった。ある友だちは、同じ道を駆け足で登り、またある友だちは、冒険しすぎて低めの崖から落ち負傷したこともあった。危険に満ちた天王山は、子どもにとっても”天下分け目”の場所だったのである。

そういう全力遊びを通じて、発達した能力としてショートカットの”勘”を養ったと思う。”勘”というのは、ヒトの総合的な能力の結集と思う。五感をフルに使って動き、同時に考えるわけだ。その結果、”勘”が冴える。いま沖縄の自然にいると、そのときに感覚が蘇ってくるのを感じる。海に山に、自分の触感を駆使して、脳にアドレナリンを送り込んでいる。

だからかもしれないが、ほとんどの仕事は午前中で終わる。
コロナによる働きかた改革に、自然が必要と思うのはこうした理由からである。

三密都市を捨てよ、田舎にゆこう!