沖縄の南部がおススメ!
沖縄の南部は、どんどんUp and coming(適当な日本語はないが、いま注目のくらいの意味)な街になってきている。オシャレなレストラン、カフェができている。ヴィラも数多くできており、ビーチは自然なホワイトサンド。「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」もオープンし、本格的な温泉「猿人の湯」やコスコ(COSTCO)もある。
そんな南部から今回は、北部の本部(もとぶ)にある予約困難店「PAUL」に行ってきた。今年の7月25日には、「ジャングリア」がオープンするので、しばらくは渋滞で遠くなるだろうから、ベストタイミングと思う。
私は、世界のどの場所に行っても地政学的なことを考える。沖縄本島とハワイのオアフ島は大きさも人口も似ている。100万人地域である。ただ経済格差はGDP比較でオアフが沖縄の2.5倍ある。
この違いは何か?まず、空港近辺にリゾートが少ない。北谷(中部)やヤンバル(北部)は、那覇空港から1時間から2時間かかる。オアフ島ワイキキ(平日車で25分)でもバリ島クタ(平日車で15分)でも空港から近い。長く飛行機に乗ったツーリストがそこからまた1時間も車に乗るのは合理的なリゾート作りと言えない。
那覇空港は南部にある。糸満や私のヴィラの南城市が近い。南城市は空港から車で30分。那覇からの高速が開通すれば15分になる。(急ピッチで工事中)こんな近いのに、南部の発展は遅い。理由は二つ。一つは、第二次世界大戦の激戦から暗い歴史が心理的に開発を遅らせてきたと思う。二つ目に、海が太平洋側でサンライズの角度であること。ツーリストはサンセットが好きだ。
流行るリゾート地は、グローバルホテルがないといけない。沖縄の空港近くの中心街といえば那覇(平日車で15分)にはロクなホテルがなく、ビーチへのアクセスもほぼ知られていない。那覇で煌めくバーやクラブで楽しんで翌日ビーチに行こうと思ったら、大抵のツーリストは南部を知らずに中部(読谷、北谷)に行こうとする。約1時間である。(北谷には良いホテルが続々と出来てて、遠いけど悪くはない)
南部なら30分で行ける。なんなら南部に泊まって那覇で夜遊びもできる。逆に来沖しているビジネスマンが仕事終わりにビーチ沿いで楽しめるのが南部なのである。そこがまるで認識されていない。
リゾート地にとって、大事なのは「関係人口」を増やすことである。「関係人口」とは、ツーリスト、ビジネスマン、地元の観光業の方々の三位一体となった時に安定した経済圏ができる。ラスベガスもロサンゼルスもそうである。
沖縄が日本の南の外れではなく、世界の中心と捉え「沖縄中心のアジア経済圏」と想定したら見込み人口は、世界の25%にあたる約20億人となる。(飛行機で4時間圏 半径2,500km圏内)
主な地域:日本本土(九州・関西)、韓国(ソウル、釜山)、台湾、中国沿岸部(上海、広州、香港)、東南アジア(フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア)
そう考えたら、沖縄は那覇空港を起点としたアジアに発展しないといけないわけである。AI時代に東京のオフィスに居る必要はない。バリ島に行くと、無数のシェアオフィスがあってオーストラリア人やロシア人が日常を楽しみながらオンラインで仕事をしている。
ビジネスマンが長期滞在できるインフラ(国際便の増便、長期滞在型ヴィラ)を開発をすることで、沖縄が日本を代表する新しいリゾート地になると考えている。
まずは、ヴィラに来て南部を思いっきり楽しんで欲しい。
https://www.instagram.com/villaokinawa/